2015年9月11日 (仮訳)Coniarthonia属の分類学的位置およびCryptothecia miniataのMyriostigma属への転属 Aptroot, A. et al., 2015. The phylogenetic position of Coniarthonia and the transfer of Cryptothecia miniata to Myriostigma (Arthoniaceae, lichenized ascomycetes). Phytotaxa. Available at: http://www.jjh.cz/upload/25613.pdf [Accessed September 10, 2015]. 【R3-02183】2015/09/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル北東部で採集された地衣の一種を検討し、Coniarthonia megasporaとして新種記載した。 また、Cryptothecia miniataをMyriostigma属に、Arthonia eosおよびA. kermesinaをConiarthonia属に移した。 Coniarthonia属菌の検索表を掲載した。 Brazil, Sergipe, Parque Nacional Serra de Itabaiana, S slope (新種) Coniarthonia megaspora Aptroot, Mendonça & M. Cáceres 語源…巨大な胞子の 【よく似た種との区別】 Coniarthonia erythrocarpa 子器が赤色 子嚢胞子の隔壁数が1 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Coniarthonia eos 子器が赤色 子嚢果内菌糸系を押し潰した時に子嚢胞子が紫色になる 子嚢胞子の隔壁数が1 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい (新組み合わせ) Myriostigma miniatum (Lücking) Aptroot, Ertz, Grube & M. Cáceres 旧名:Cryptothecia miniata Lücking 【よく似た種との区別】 Myriostigma candidum 内部形態が類似している mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり樹皮ではなく葉に発生する 本種より地衣体がずっと薄い 本種と異なり子嚢形成領域の境界が明確である 本種ほど子嚢形成領域のサイズが様々でない 本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Coniarthonia eos (grube, g. Thor & Frisch) Aptroot & Ertz 旧名:Arthonia eos Grube 【よく似た種との区別】 Coniarthonia kermesina 多くの形質が一致する 子器が赤色 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1 本種と異なり子実層にゼラチン質を欠く 本種と異なり子実下層が褐色ではなくより淡色 Coniarthonia megaspora 子器が赤色 子嚢果内菌糸系を押し潰した時に子嚢胞子が紫色になる 子嚢胞子の隔壁数が1 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい (新組み合わせ) Coniarthonia kermesina (R.C. Harris, e. Tripp & lendemer) Aptroot & Ertz 旧名:Arthonia kermesina R.C. Harris 【よく似た種との区別】 Coniarthonia eos 多くの形質が一致する 子器が赤色 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子の隔壁数が1 本種と異なり子実層にゼラチン質を有する 本種より子実下層が濃色の褐色 Coniarthonia pulcherrima 子器が赤色 子嚢胞子の隔壁数が1 本種より子嚢胞子が短い